久々に味わった感覚だった、恋愛に限りなく近い程の衝撃むしろ全身に電気が走った。

まぁ書けば物凄く下らない話なんですが、早くなる鼓動とその後の空虚感は一目惚れと言って良いだろう。

私は絵画や風景などの目に映る一目惚れが多い、判断基準が見た目だけなので非常に簡単である。

これらの物はただ自分が気に入れば良いのだから、深く掘り下げて追求することも無いし私は好きだ。

一目惚れ=恋愛と言った見方は間違いだと思う、惚れ込んでお気に入りになった物だって多々あるし。

恋愛というものになれば精神論が含まれる為、心配性な私では人間は対象にならないが・・・。

しかし恋愛だろうが何だろうが一目惚れの醍醐味って言うのは変わらないとも思う。

目に映ったその瞬間から頭から離れない、そんなドカンとくる衝撃である、病み付きになると危ないです。


仕事中、近隣の店舗稼動調査に一人車を出して出かける所だった。事務所の階段を降りたその時に

居たんですよ、ちょこんと座った一匹のアメリカンショートヘアーが!見た瞬間ドカンでしたね。

私は大概猫とか犬とか見たら逃げられるの分かってるのに手を出して声をかける馬鹿野郎なんですが、

今回は座り込みましたからね…早く稼動行かなきゃとか思いながらも2,3分は足が動きませんでした。

やたら人懐っこくてメロメロでした、ちょっと離れたら立ち止まって寂しそうに泣くんですよ。

稼動中もそいつが頭から離れなくて、車飛ばしてさっさと調査して帰ってきましたね。

帰ってもまだいたので清掃のおばちゃんに聞いたらどうやら捨て猫みたいで最初は首輪もついてたそうで。

店では飼えない、家でも飼えない、放っとく訳にはいかない…でこいつと共に暮らすために一人暮らしまで

本気で考えましたからね・・・今までの恋愛以上に重症でした、ほんと悲しい男だ・・・。

結局は清掃のおばちゃんが一生懸命声かけてくれて、お客の老夫婦が引き取ってくれたらしいです。

良かったーと思う反面、取られたといった感情が織り交じり複雑な気分でした、あぁアメショー・・・。


所詮猫かよ!と思われるかも知れませんが、一目惚れに価値など無いのですよ、プライスレスです。

体に走るこの衝撃はなかなか出会わないものだけに、かなーりハイになれるようです。