最前線に立つという事は怖いものだ。
前は見えるが予想はつかない、それは自分の一歩で作られるもの。
振り返れば自分が歩んで来た道が見える、困難な道だってあっただろう。
最前線から一歩踏み出せばそこが最前線に変わる、それは揺るぎないもので
いくら後戻りしてもそれは戻ってはこない、自分が進むしかないのだ。
私は臆病だ、前線に立つと足がすくむ、脆い足が歩むのを止める。
その橋を渡ってしまえば橋が壊れて後に戻れない、そんな考えが頭をよぎる。
後ろを振り返るばかりで現状維持で満足しようと、それで妥協しようと…。
未知の一歩が怖いのだ、知らぬものを受入れるのが怖いのだ。
進んでは恐怖で立ち止まり、逃げ出したくて後戻り、そしてまたそこに立つ。
ゆっくりで良いから私はその一歩を踏み出したい、自分の足で歩きたい。

その一歩を踏み出す為に、常に最前線に立てる勇気が欲しい…。